うつの海漂流記

2007年9月からうつ病に。3年休職して復職しましたが回復せず、早期退職。一人暮らしをやめて実家へ。

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つげ義春の版画を額装

今日の午後は時計店と額縁店へ出かけました。
両店とも駅とは反対方向にあります。
普段ならまず出かけることのない地域なのですが、クリニックへの通院経路なんです。
通りがかりに偶然見つけた店なんですね。
昔個人営業の時計店はどこの街にも1軒くらいあったものです。
たいていいかにも時計職人といった風情のおじさんが店主で古い時計でも修理してくれました。
個人営業の喫茶店や本屋と同様、こういう店もどんどん消えつつあります。
今や貴重な存在ですね。
今日は昨日止まってしまったタイメックスのミリタリー・クロノグラフと十数年前に買って止まったまま放置していたスイス空軍の公式腕時計を持ち込みました。
タイメックスのミリタリー・クロノグラフは9300円の安物ですが、デザインが気に入って購入した物です。
私は早期退職によってうつ病で失われていた購買意欲が復活しました。
それまでは貰い物の気に入らない腕時計をはめていたのですが、どうしてもミリタリー・クロノグラフが欲しくなり、アマゾンで探して見つけた物です。
スイス空軍の公式腕時計はうつ病になる前に住んでいた団地の近くの時計店で買いました。
その時計が止まった時には購入した時計店へ行ったのですが、もう店は潰れていたのです。
デパートへ持っていきましたが、扱っていない商品だということで修理を断られてしまいました。
それ以来、修理する時計店が見つからず引き出しの底に眠っていたんです。
電池を替えてちょっと掃除をしてもらうとスイス空軍の公式腕時計は復活しました。
ミリタリー・クロノグラフは修理に時間がかかるので明日取りに行く予定です。
額縁店ではマンガ家つげ義春の版画を額装してもらいました。
つげ義春は70年代から80年代前半にかけて一部の層から熱烈な支持を受けたマンガ家です。
「無能の人」という作品では河原の石を河原で並べて売ろうとするようなまさに無能としか言いようがない男が描かれていますが、つげ義春はこの男を徹底的に肯定しています。
70年代は高度経済成長期ですから時代の流れからは完全に外れている訳です。
「無能の人」は映画化もされています。
悪い映画ではないのですが、原作には遠く及ばない出来でした。
つげ義春は残念ながらうつ病によって筆を折ってしまいました。
幼い頃、義父から受けた虐待がトラウマとなってうつ病を発症したと本人は語っています。
版画はマンガが描けなくなって生活に困窮しているつげ義春を救済する目的で販売された物です。
版画には藁葺き屋根の家が並ぶ夜の村で月の光を浴びて立ちつくしている男の後ろ姿が描かれています。
男の背中はいかにも寂しそうなのですが、この作品を眺めていると温和な気持ちになることができます。
つげ義春のマンガの主人公はいずれも世間的な成功とはまったく無縁の人々です。
本来とても暗い話なのですがそこはかとないユーモアが漂い不思議な明るさを感じさせます。
新潮文庫から彼の傑作が出版されていますから、興味のある方はご一読ください。

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テーマ:うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル:心と身体

  1. 2014/12/03(水) 16:57:36|
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